スリランカ旅行記(その2)

toyota-finance2008-10-10


こんにちは、サイトウです。
スリランカに着いて2日目。がんばって早起きしました。
今日は北部の街、アヌラダプラまで移動します。自力で移動しようと思ったのですが、右も左も物価もよくわからないので、とりあえず現地の旅行会社でクルマとガイドをチャーターして移動することにしました。


クルマから見える景色は南国そのもの。ココナツやバナナの農園が広がり、路上には野良犬や野良猫が横たわり、野良牛が草をはんでいます。とてものどかで平和的な風景が続きます。途中、コロニアル調の大きな豪邸が現れたかと思えば、壁が崩れそうな民家がひしめきあって並んでいたりと、貧富の差の大きさも窺えます。


ニゴンボの街からおよそ2時間半。最初の目的地であるダンブッラの黄金寺院に到着しました。
ここは天然の洞窟にたくさんの仏像を納めた石窟寺院が有名なところです。石窟内部はとても涼しく、寝ている仏像、立っている仏像などバラエティに富んだ表情の仏像がたくさん収められていました。天井には鮮やかな壁画も描かれており、荘厳な雰囲気が漂っていました。


その後、再び車に乗ってアヌラダプラを目指します。ダンブッラからアヌラダプラまではおよそ2時間。スリランカはいま政情不安なこともあって、道中のあちこちで軍人や警察官が厳しいまなざしで通行者をチェックしています。我々の車も道中、2回くらい止められて調べられました。


アヌラダプラはかつてスリランカの首都があった街。大小さまざまな規模の寺院や遺跡が広範囲に点在しています。日本の都市に例えると奈良のような存在なのかもしれません。ただでさえのんびりと流れているスリランカの時間が、この土地だとよりいっそうゆっくり流れているような気がします。


遺跡や寺院ばかり駆け足で見つづけたこの日。さすがに最後の方は「お寺はもうお腹いっぱい」状態になってしまいました。「明日も俺を雇ってくれよ。いろいろ連れていってあげるから」と意気込むガイドには丁重にお断りをいれて、疲れた体でなんとか宿を確保。蚊がたくさんいるし、温水シャワーの無いような安宿でしたが、ベッドはしっかりしてました。いよいよ明日からは、自分で移動手段を確保する、文字通りの一人旅が始まります。


遺跡を歩き倒した疲労と明日から始まる旅の緊張感に包まれて、この日はあっという間に眠りに落ちてしまいました。とはいえ深夜、蚊に刺されまくって目を覚ましてしまいましたが。(続く)


写真:アヌラダプラにある大きな寺院を囲む外壁。たくさんの象の彫刻が埋め込んであります。