ポルトガルキャッシュレス事情(その1)

toyota-finance2009-06-16


こんにちは、サイトウです。長らく更新が滞っていたようですが、お待たせしました。
先週無事に日本に帰国しました。月曜日から出勤していますが、どうにも休みボケがなかなか治らず苦労しています。


さて、サイトウは実はポルトガルに行ってました。
出かける前に「ポルトガルに行ってきます!」と周囲に公言していたものの、言われた相手のほとんどはリアクションに困った様子を見せていました。実際、多くの日本人にとってあまり強い印象が無い国なのかもしれません。


というわけで、サイトウが少し調べた限りの情報を付記させていただきます。
※情報ソースは外務省、IMFのホームページです。なお右の()内は日本の数値です。


-人口(万人)      :1,061(12,700)
-面積(平方キロメートル):91,985(377,930)
-一人当たりGDP(US$)   :21,109(34,318)


人口は日本の約10分の1、面積は4分の1という規模ながら一人当たりGDPは日本の約60%の水準です。これは豊かな部類に入るのではないでしょうか。サイトウも実際に旅行してみて、生活しやすそうで豊かな国だなあという印象を持ちました。


さて、今回はリスボン市内の公共交通機関について書こうと思います。リスボン市内には地下鉄、国鉄、バス、ケーブルカー、路面電車、船など様々な公共交通機関がありますが、基本的にはこれらすべての乗車券は非接触ICカードです。地下鉄やバスなど運営会社はすべて異なるのですが、例えば旅行者向けにはリスボンカードというオールマイティなカードが用意されていて、これ一枚で上記すべての乗り物が乗り放題になるほか、市内26ヶ所の美術館や歴史施設などにも入場が可能になります。カードには24時間、48時間といった有効期限が設定されていて、最初に使った瞬間から時間積算が始まります。


首都圏で使えるSuica/Pasmoに似ているといえば似ていますが、大きな違いはこのカードでショッピングはできないということでしょうか。あとカードの材質もかなり異なります。リスボンに限らず、ポルトガルで使われている非接触IC乗車券のほとんどは紙でできています。コスト的にはかなり安上がりなのではないかと思います。


ということで、今回のエントリーはココまで。次回の更新では、リスボンポルト、そしてマデイラ島それぞれの都市でのバス・地下鉄乗車券を、街の写真と一緒に紹介したいと思います。


写真:ケーブルカーの乗車口に設置されたカード読み取り機で、リスボンカードをかざしているところ