スリランカ旅行記(その4)

toyota-finance2008-11-13


こんにちは、サイトウです。ご無沙汰しております。さて、旅行記の続きです。
今回はキャンディの街とスリランカの食事について書こうと思います。


キャンディは街全体が世界遺産に登録されており、かつてスリランカに存在したシンハラ王朝の最後の都が置かれたところです。スリランカに着いてから小さな地方都市ばかり回ってきた自分にとっては、人口11万人という規模のこの街が、すごい大都会に感じました。市街地は人で溢れ、異様な活気で賑わっています。


この街には仏陀の犬歯を納めていると言われる仏歯寺があり、観光名所になっています。ただし、このお寺は昔から異教徒によるテロの対象となってきたこともあり、厳戒な警備体制の下に置かれていました。


街の中心部はそんなに広くないので、半日もあればほとんど歩いて回ることができます。自分も市内観光はほどほどにして、郊外のペーラーデニヤ植物園に足を伸ばしました。この植物園の敷地は広大で、4000種類以上もの植物が植えられています。日本では見ることができないような熱帯性の木々も多く、とても楽しめました。


それからスリランカの食事ですが、基本的にはカレーが中心です。自分も三食ぜんぶカレーという日もありました。お米は日本のものと違い、細長くてほとんど粘り気がないものが中心でしたが、時々麦のように丸みを帯びたタイプのものもありました。


カレーはチキンやビーフ、ベジタブル、豆など実に様々な種類がありました。水分が多くてサラッとしているのが特徴で、後から尾を引く辛さを持つタイプのものが多かったです。あと、いろんな種類の薬味が一緒に付いてくるのも特徴。なかには、薬味なのにカレーよりも辛くて、箸休めにならないようなものも・・・。
とはいえ、パラパラしたご飯との相性は抜群で、とても美味しかったです。朝食でもカレーを食べる場合もあるのですが、自分はカフェで揚げパンやキリバットと呼ばれるココナツミルクで炊いたご飯を食べたりしてました。


ある日の朝食。初めて行ったカフェで席に着いた瞬間に、大量のさまざまなパンが大皿に載せられて目の前に出されました。ボッタクリと勘違いした自分が「こんなに注文してない!」と店員に文句を言って、自分が食べたいものだけ指を指して教えると、彼らは不思議な顔をして残りをさげていました。


その後、他の客のテーブルを見てみると、どうやら全員目の前にパンがテンコ盛りの大皿を出されています。その中から、自分の食べたいものだけ食べて、会計を済ませていました。なるほど、そういうシステムだったのか。


スリランカ旅行中にお腹をこわす人が多いと聞いていましたが、幸運にも自分はずっと大丈夫でした。最近では、あのサラッとしてるけどパンチの効いたカレーが時々恋しくなります。


さて、次回は最終回。スリランカ最大の都市、コロンボについて書こうと思います。