3県横断ロングライド
こんにちは、サイトウです。東海地方も先週ようやく梅雨明けしました。なので前々回のエントリーで自分が宣言したとおり、クルマに自転車を載せて週末ロングライドに出かけてみました。
「3県横断」なんて書くととてつもない長距離を想像するかもしれませんが、実際はそんなに大したことはありません。実走距離にしておよそ60kmくらい。ふだんからロードレーサーに乗る人からすれば「なんだ。その程度?」という距離です。
とはいえ山間部のコースだけに起伏がけっこう激しく、しかも今回はロングライド初挑戦のサイトウのヨメも一緒でしたから、彼女にしてみれば相当キツかったはず。事実、走り終えた後はヨメから「思いやりが足りない日程だ」みたいなことも言われましたが・・・。
さて、コースはこんな感じでした。
愛知県豊田市稲武町
道の駅「どんぐりの里いなぶ」
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岐阜県恵那市上矢作町
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長野県下伊那郡平谷村
道の駅「信州平谷」
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長野県下伊那郡根羽村
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愛知県豊田市大野瀬町
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道の駅「どんぐりの里いなぶ」
所要時間は休憩含めて5時間程度。前半は軽快に走っていましたが、道の駅「信州平谷」で休憩した後の帰路はかなりペースダウンしました。とにかく平坦な道が無く、常に坂道。上り坂の辛さは誰でも想像がつくと思うのですが、実は下り坂もけっこう辛いのです。ロードレーサーは簡単にスピードが出てしまうので、車体のコントロールにけっこう気を遣ったりして。
通常、サイトウが名古屋近郊を自転車で走るときはあまり現金を持ち歩きません。おサイフケータイと必要最低限の現金(2000円くらい)だけ持参して出かけます。というのも、休憩で立ち寄るコンビニのほとんどでQUICPayなどの電子マネーが使えるからです。しかし今回は山の中なのでコンビニもあまりなく、何がおきるかわからないのできちんと現金も持参しました。
道の駅などではまだQUICPayを使うことはできませんでしたが、それでも今回の昼飯はキャッシュレスで済ませました。
なぜかって?それは、平谷村の集落を走っていたときのこと。ある民家の前を通りがかったときに、
「お兄さん、疲れたやろ。五平餅食べていきー!」
と声をかけてもらい、遠慮なくお言葉に甘えさせてもらったからです。結局、五平餅だけじゃなくお味噌汁やジャガイモ、お肉などいろいろご馳走になりました。単なる通りすがりの自転車乗りに、こんなに親切にしてくれるなんて!
見知らぬ土地で見知らぬ人にご馳走になるなんて、テレビ番組の世界だけじゃないかと思っていましたが、まさか自分がその恩恵に与れるとは。空腹以上に心が満たされて、疲れが吹き飛んだひとときでした。
というわけで今回は「心温まるキャッシュレスなエピソード」でした。
写真:平谷村の民家でご馳走になったお昼ご飯。どれも美味しかったです。